放射線科医ラジ男のノート

放射線診断専門医 ラジ男の備忘録です。画像診断関連の話題や論文を紹介します。

出産後に見られる仙腸関節の骨髄浮腫は脊椎関節炎に類似する

www.ncbi.nlm.nih.gov 目的: 分娩後の女性と既知の脊椎関節炎の女性の仙腸関節のMRI所見を比較すること 方法: 前向きの症例対照研究(多施設)年齢でマッチさせた 30人の健康な女性と30人の出産後後の女性および30人の仙腸関節炎の女性の仙腸関節MRIを比…

造影CT前の絶食は必要か

www.ncbi.nlm.nih.gov 目的: 多くの画像診断センターは造影CT前に4〜6時間の絶食を患者に求めている。以前の研究では、長期間の絶食は有害である可能性が示されている。さらに、造影剤のメーカーは検査前に特別な準備は必要ないと主張している。本研究の目…

経皮的肺生検時に穿刺側を下にすると気胸のリスクは減少するか?

www.ncbi.nlm.nih.gov 目的: CTガイド下肺生検の手技中に穿刺側を下にする側臥位をとってもらうことで気胸が減るかどうかを調べること。 方法: 2013年11月から2017年8月の間に516人が17Gあるいは18Gの生検針で生検を受けた。全体の気胸の発生率とドレナー…

骨髄炎疑いのCTガイド下生検で培養陽性を予測する因子

Beroukhim G. et al. Factors Predicting Positive Culture in CT-Guided Bone Biopsy Performed for Suspected Osteomyelitis AJR Am J Roentgenol. 2019 Mar;212(3):620-624. 目的: 骨髄炎が疑われて施行された骨生検で培養陽性と関連する臨床的、画像的…

RECIST 1.1 による治療効果判定の正当性

Breast MRI で有名な Christiane K. Kuhl 先生 が筆頭著者の論文です。 www.ncbi.nlm.nih.gov 目的: RECIST 1.1による標的病変選択と治療効果判定の関連を調べること。 方法: 2015年7月から2017年7月までに行われた前向き試験 化学療法の評価目的に撮影さ…

MRI用造影剤 プリモビストの投与で息苦しくなる

少し前の論文ですが意外にも放射線科医でも知らない人が多いので紹介します。 www.ncbi.nlm.nih.gov 方法: 3施設による二重盲検試験 44人の健常ボランティアが参加 Gd造影剤(プリモビストとマグネスコープ)、生食によるダイナミックMRIを撮影 被験者と検査…

放射線科医の仕事

放射線科医のらじ男と申します。卒後11年目の放射線診断専門医です。放射線医学関連の話題や論文の紹介をしていく予定です。 多くの方には放射線診断科・放射線診断医は馴染みがないと思われるので今回の記事で少し紹介したいと思います。放射線科は内科、外…